北秋田市議会 > 2021-06-22 >
06月22日-04号

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  1. 北秋田市議会 2021-06-22
    06月22日-04号


    取得元: 北秋田市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-03
    令和 3年  6月 定例会       令和3年 北秋田市議会6月定例会会議録                        (令和3年6月22日)第4日目 令和3年6月22日、北秋田市議会定例会は、北秋田市議会議事堂に招集された。1、出席議員は、次のとおりである。     1番  山田博康         2番  三浦倫美     3番  小笠原 寿        4番  虻川 敬     5番  杉渕一弘         6番  佐藤光子     7番  福岡由巳         8番  久留嶋範子     9番  武田浩人        10番  佐藤文信    11番  永井昌孝        12番  大森光信    13番  長崎克彦        14番  板垣 淳    15番  関口正則        16番  堀部 壽    17番  佐藤重光        18番  中嶋洋子    20番  黒澤芳彦2、欠席議員は、次のとおりである。    19番  松橋 隆3、地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため出席した者は、次のとおりである。 市長       津谷永光   副市長      虻川広見 教育長      佐藤昭洋   総務部長     河田浩文 財務部長     佐藤 進   市民生活部長   小松正彦 健康福祉部長   石崎賢一   産業部長     佐藤栄作 産業部政策監   金澤 誠   建設部長水道局長 浅村武則 教育次長     小坂竜也   会計管理者    宮腰正樹 消防長      長岐篤市   総務課長     松橋みどり 総合政策課長   長岐孝生   財政課長     西根弘樹 福祉課長     小笠原 隆  農林課長     三沢 聡 教委総務課長   金田浩樹   建設課長     藤原甚英4、職務により議場に出席した事務局職員は、次のとおりである。 事務局長     米澤田茂   次長       佐藤敏文 副主幹      松岡繁広5、会議事件は、次のとおりである。       令和3年 北秋田市議会6月定例会会議事日程                               (第4)      開議 日程第1 一般質問 質問順序            1.18番 中嶋洋子            2.12番 大森光信            3. 2番 三浦倫美            4. 8番 久留嶋範子 ○議長(黒澤芳彦)  おはようございます ただいまの出席議員数は19名で定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。 なお、19番 松橋  隆議員からは欠席届が提出されております。 本日も新型コロナウイルス感染予防対策として、市長、副市長、教育長、そして部長相当職以外の説明員は人数を減らして着席しておりますので、ご了承願います。 また、傍聴席も同様に感染防止に努める必要があることから、席の間隔を空けて着席していただくほか、マスクを着用していただきます。   (開議)                    (10時00分) ○議長(黒澤芳彦)  それでは、日程順に進めてまいります。 日程第1、一般質問。昨日に引き続き一般質問を行います。 本日も全員が一問一答方式を選択しております。 最初に、18番 中嶋 洋子議員、みらい、ご登壇ください。 ◆18番(中嶋洋子) (18番 中嶋 洋子君登壇) おはようございます。 18番、みらい、中嶋 洋子でございます。 通告のとおり質問してまいります。 大きな項目の1番、伊勢堂岱遺跡文化遺産。 ①「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産登録に向けた今後の取組と課題は何か。 去る5月26日、国連教育科学文化機関、ユネスコの諮問機関、国際記念物遺跡会議、イコモスが伊勢堂岱を含む4道県17遺跡で構成する「北海道・北東北の縄文遺跡群」を世界文化遺産に登録するよう勧告し、登録が内定しました。この5月26日は、日本海中部地震で遠足中の合川南小学校の児童13名が男鹿の加茂青砂海岸で亡くなって38年目の日でした。あの日と同じく天気も晴れて、子供たちの純粋な心の表れかと思いを巡らし、ご冥福を祈った同じ日に、防災ラジオから世界遺産内定の朗報が流れてきました。まして、忘れられない日となりました。 ユネスコは、世界的な価値を持つ文化財や自然を保護するために1978年、昭和53年から世界遺産登録を開始しました。その目的の一つは、文化的観光を促進することである。多くの人々が世界遺産を見ることによって、その価値と保護の重要性を認識することが目的である。縄文文化は狩猟、採取を基盤としたまま、定住を実現した人類史上まれな社会のあかしとして評価された。縄文人はDNA分析などから、現代人の祖先であることが確認されている。自然と人間が共生し、1万年以上続いた文化には今も学ぶ点があると言われています。世界遺産への道のりは決して平たんではなかった。それだけに、関係された皆様には深く敬意を表したいと思います。登録に向けた取組があるか、お尋ねいたします。 1)7月の登録決定時のパブリックビューイングの設置場所と規模は。 東京オリンピックで注目されたパブリックビューイングですが、新型コロナ感染拡大を抑えるため、中止となりました。津谷市長が7月の登録決定時に、パブリックビューイングを用意し、悲願達成の瞬間に立ち会い、みんなで喜びを分かち合いたいと6月7日の記者会見で発表したときは、ぜひ私も参加して喜びを分かち合いたいと思いました。パブリックビューイングとは、スポーツ協議コンサート等のイベントにおいて、スタジアムや街頭などにある大型の映像装置を利用して、観戦、観覧を行うイベントのことであると説明にありました。 そこでお尋ねいたします。 設置場所はどこになりますか。また、何か所に設置するのでしょうか。そして、規模はどのくらいか、お知らせください。 2)観光客の受入れ体制の整備について。コロナ禍での体制とコロナ後の体制は。 世界遺産に登録される見込みとなったことを受け、早くも見学の団体予約が増えているようです。登録後は来場者が急増することが見込まれています。コロナ後を見据え、来場者の受入れ体制をどう整備し、遺跡の保全と地域振興をいかに両立させるかが今後の課題となるのではないでしょうか。今は入館者に住所、氏名を記入、消毒、マスクと協力を求めています。今後、広範囲の人々、日本各地、世界中からと考えたときに少し心配です。今後の体制づくりはどこまで進んでいるか、お伺いいたします。 3)ガイド体制の整備について。伊勢堂岱遺跡ワーキンググループボランティアジュニアボランティアガイドで対応は可能か。 伊勢堂岱遺跡の価値に光を当てようと、地元の子供たちによるジュニアボランティアガイドの活動も継続的に行われてきました。コロナ禍でもボランティアガイドの案内はされておりますか。観光客が増えたときのガイド体制は大丈夫でしょうか。 4)遺跡の価値や魅力をどう発信するか。 遺跡の価値が世界に認められました。遺跡の認知度を高め、足を運んでもらえるような取組を今後もさらに推し進めていく必要があると考えます。また、個性をどう打ち出せるか、お伺いいたします。 5)今後の予算と人員配置について。 見学者数は登録勧告翌日の5月27日からふだんの平日を上回っているそうです。増加を見越して、職員の増員で当面対応すると市では話しておられますが、いつから、何人体制か、専門職員は1人で大丈夫か。今後の予算についての考えをお聞かせください。 大きい2番、子宮頸がんワクチンについて。 国民の2人に1人ががんになると言われる時代です。子宮頸がんは日本では年間約1万人が発症し、約3,000人が死亡、20から30代の発症が増えています。予防にはワクチン接種と定期健診が有効とされています。現状は、全国の接種率は1%未満と低迷し、健診の受診率も4割程度にとどまっています。子宮頸がんを予防するHPVワクチンについて、県民に周知を図るプロジェクトを県医師会がスタートさせたとの報道を目にしていましたが、コロナ禍でそのままにしてしまいました。 ヒトパピローマウイルス、HPVワクチンは2013年、平成25年4月に、小学6年から高校1年の希望する女子が接種費用が公費で賄われる定期接種となりましたが、僅か2か月後、国は自治体に対し、積極的な摂取の呼びかけを中断するよう勧告しました。接種後に全身の痛みなど健康被害を訴える人が相次いだためです。どんなワクチンにも副作用のリスクがあり、HPVワクチンも例外ではない。接種後の腫れや赤みのほか、慢性の痛みや運動機能障害などが報告されているが、接種との因果関係は証明されていないそうです。 ①当市の考え方と今後の方針について今年度からの情報提供の計画はあるか。 1)定期予防接種であることを周知すべき。 世界保健機関(WHO)はワクチン接種を推奨しています。現在100か国以上で公的接種が行われ、イギリス、オーストラリアなどは接種率が8割以上にも上がるようです。厚生労働省HPVワクチンの積極的勧奨を中止していますが、今も対象者は希望すれば基本的に無料で接種できます。自治体には定期接種であるHPVワクチンについて広く知らせる役割があると思いますが、いかがでしょうか。 2)周知の方法として個別通知を。 全国の自治体には定期接種を実施する動きが出てきました。無料で接種を受けられることを対象者一人一人に個別通知を開始しています。県内でも2018年度、平成30年度の藤里町を皮切りに、今では大多数の市町村が個別通知を開始して、通知を機に接種する例も増えているとのことです。当市でも取り組むべきと考えますが、方針をお知らせください。 以上で壇上からの質問を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) おはようございます。 ただいまの中嶋 洋子議員のご質問にお答えをしてまいりますが、大きな項目の1の伊勢堂岱遺跡世界文化遺産への①「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産登録に向けた今後の取組と課題は何かとして、1)から5)についてのご質問は、後ほど教育長のほうから答弁をさせていただきますのでよろしくお願いいたします。 初めに、大きな項目の2の子宮頸がんワクチンについての①当市の考え方と今後の方針について今年度からの情報提供の計画はあるかとして、1)と2)については関連がありますので一括して答弁をいたします。 議員からもご説明いただきましたご案内のとおり、子宮頸がんワクチンについては、接種後、まれに広範囲の疼痛、運動障害等の重い副反応が見られたため、厚生労働省からの通達に従い、平成25年6月から個別通知での積極的な接種勧奨は控えておりましたが、定期予防接種として健康ガイドや広報、市ホームページに掲載することで周知は続けておりました。昨年10月に厚生労働省より、定期予防接種の情報提供を実施するよう通知があったことから、今年度は6月下旬までに中学1年生から高校1年生の女子を対象に、接種勧奨目的ではなく、ワクチンの有効性及び副反応についての情報提供を個別通知いたします。 以上が、中嶋 洋子議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  続いて、教育長からの答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) それでは、私から、中嶋 洋子議員のご質問にお答えしてまいります。 初めに、大きな項目の1、伊勢堂岱遺跡世界文化遺産への①「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産登録に向けた今後の取組と課題は何かとして、1)のご質問でありますが、伊勢堂岱遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産への登録は、7月16日から31日までのユネスコ世界文化遺産委員会において決定されるものです。ユネスコの発表によると、新規の遺産登録は24日から28日まで審議されるとのことです。会議の開催時刻は、日本時間で夕方から夜にかけてとなり、北秋田市内でのパブリックビューイングの会場は、コムコム、1か所を予定しています。会場では、日本語同時通訳された世界文化遺産委員会の映像を上映することとしております。 本来であれば、多くの市民とともに登録の瞬間の喜びを分かち合いたいところですが、コロナ禍でもあることから、伊勢堂岱遺跡ワーキンググループや遺跡の保存活動に関わっていただいた団体などに限定し、30名から50名程度の規模で実施する予定です。 次に、2)と3)については関連がありますので一括して答弁いたします。 伊勢堂岱遺跡の見学者は全国にからお越しになりますので、もし感染者の来館が発覚した場合に、同時刻に見学された方へ連絡するため、来館の際に代表者の連絡先の記入を義務づけております。また今後、伊勢堂岱縄文館への来客があまりにも多く、密接になる場合は、入場をお待ちいただくことも想定する必要があると考えております。 このように対策をしておりますが、ガイド活動は対面になってしまうことから、令和2年度の活動は、ワーキンググループは月1回の定例会や勉強会のみ、ジュニアボランティアガイドガイド研修会英語ガイド研修のみでした。現在も、伊勢堂岱遺跡ワーキンググループジュニアボランティアガイドアフターコロナに向け、スキルアップに励んでおります。見学者の中には詳しいガイドを求める方もおりますので、現在、伊勢堂岱遺跡スマートフォンアプリを改良し、特定の地点に立つとワーキンググループの方のガイド映像が流れるシステムへの改良を検討しております。 また、遺跡を閉鎖する冬季の対策として、ゴーグルを装着するとあたかも夏の伊勢堂岱遺跡の中に立っているような感覚で見学ができるVRやARといった最新技術を用いて環状列石を見学できるようなことも検討しており、デジタル技術と現在のボランティアガイドジュニアボランティアガイド等を組み合せ、縄文館及び伊勢堂岱遺跡の見学者への対応を充実させていきたいと考えております。 次に、4)のご質問でありますが、「北海道・北東北の縄文遺跡群」は17か所の遺跡で構成され、ほとんどの遺跡で整備されたガイダンス施設が拠点となり、ボランティアガイド活動や体験教室などが行われております。この17遺跡の中にあって、伊勢堂岱遺跡の特色を引き出せる整備、活用を実施する必要があります。これまで行ってきたように、ボランティアガイドの支援や交通機関の利便性を生かし、秋田内陸線のツアー事業への協力など、積極的に民間へ情報を提供しながら、さらなる発信に努めていきたいと考えております。 一方で、17遺跡としての一体感もますます必要になります。昨年度から、秋田県事業で鹿角市とともにガイド研修を始め、ガイドのスキルアップを図っており、今後は隣県の遺跡ともこのような連携を加速させたいと考えております。なお、地元市民にもぜひ足を運んでいただきたく、各団体等へのご案内を積極的に展開してまいります。 次に、5)のご質問でありますが、来場者への対応などに向けた整備については、必要に応じて国庫補助を活用しながら実施してまいりたいと思います。現在コロナ禍ではありますが、平年の3倍の来館者となっており、世界文化遺産へ正式に登録されるとさらに増加するのではないかと予測され、対応する人員の増員並びに先ほども説明しました積雪期でも遺跡を体感できるVR等のデジタル機器等の導入による対応も検討したいと考えております。 以上が、中嶋 洋子議員からのご質問に対する私からの答弁であります。 ○議長(黒澤芳彦)  これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 18番 中嶋 洋子議員。 ◆18番(中嶋洋子)  それでは、再質問してまいります。 1)のパブリックビューイングの設置場所と規模を今お伺いいたしました。もうちょっと期待していたんですが、人数もやっぱり少ないです。コムコムはもうちょっと入れるのでないでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  教育長がお答えします。 ○議長(黒澤芳彦)  教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  次長がお答えします。 ○議長(黒澤芳彦)  教育次長。 ◎教育次長(小坂竜也)  パブリックビューイングに参加していただく人数等について、もう少し規模が大きくならないかというお話でございました。 先ほど教育長の答弁にもありましたとおり、世界文化遺産の審議の予定されている日時が24日から28日、そして遅い時間、夜の時間帯になるということでございます。コロナ禍であるという理由もございますけれども、そういった時間帯等のことも考慮いたしまして、できるだけ人数を絞らせていただきたいと考えているところでございます。 ○議長(黒澤芳彦)  18番 中嶋 洋子議員。 ◆18番(中嶋洋子)  そちらではそういう時間帯なのでということでおっしゃっていますが、それでもいいという人、何十人かという、一般の人からというお考えはないのでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  次長が答弁します。
    ○議長(黒澤芳彦)  教育次長。 ◎教育次長(小坂竜也)  コムコムの多目的ホールでございますけれども、面積からいきますと、先ほど申し上げた人数よりも受入れは可能ではないかと当方でも考えているところでございます。先ほど30人から40人ほどの規模でということでありましたが、実際考えている人数はもう少し多くなってございますので、できる限りそのときの状況を踏まえまして、できるだけ多くの人数にしたいとも考えているところですので、これは今後とも絞り込みを図ってまいりたいと考えているところです。 ○議長(黒澤芳彦)  18番 中嶋 洋子議員。 ◆18番(中嶋洋子)  コムコムでの行事とか、半分とかいろんな、100人前後入ってもいいようになっていますので、そこら辺を踏まえて、もうちょっと人数を多くしていただける何か検討してくださるようですので、まずそこをお願いして、ありがとうございます。 それから、2)番、観光客の受入れ体制と整備について、今、教育長から、私が申し上げようとしたのを、いろんなのをやってくださるということで大変期待しております。近くですので、私も何回か行ってみます。そうすれば、所沢ナンバーとか、車で来て、どちらからですかと言えば、東京とか、いや本当びっくりして、ちょっと話しして、私のほうが逃げてくるみたいな感じで、結構そういう人たちが来ていますので、やっぱり今はボランティアガイドは中止していますね。ちょっとやっぱりそういうところもあるので、分かります。 それで、ゴーグルのがあればいいなと思っていましたら、そういうのもやってくださるということで、大変期待しております。というのは、来場者がみんな縄文館に入って説明を受けていくとは限らないんです。真っすぐ遺跡のほうへ行く人もおりますので、今、県でも出しているスマートフォンで見られるアプリのあれで、見ながら行けばそういうのもできていますし、いろんなのができていますので、それが人員不足ので、まずどんなこともできるんですが、今までやっぱりボランティアの説明は、全然またそういうのと違うんです。特に子供のボランティアなんかは、もう生き生きと自分の覚えたこととかをみんなに教えながら説明している姿は、本当興味が違うんです。だから、いつかそういうふうになれればいいなと思っていたら、今研修中だということで、分かりました。 ただ、これから増えていけば、ボランティアの人数も、もうちょっとやっぱり増やしていっていただきたいとは思っております。いろんな機会もありますが、やっぱり人との接触であれすれば違うんです、聞いた人も。そういうところで、子供だけでなくて大人のボランティア、そういうのも、もうちょっと増やしていけるような施策があればと思いますが、そういうことを考えているものでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  ボランティアガイドということですが、子供たちのジュニアボランティアガイドについては、やはり議員ご指摘のように、コミュニケーションを取ること、これがまたガイドする子供たちにとっても大変プラスで、例えば、今朝ご飯何食べてきましたとか、そういった話から入って、和やかな雰囲気で遺跡を回ると。そういった中で子供たちが学ぶことも大変多いので、今後も子供たちには呼びかけていきたいと思いますし、ここ何年かかのジュニアボランティアガイドの登録が40名程度であったんですけれども、今年は今のところ48名登録してくれているので、この後も、北秋田市だけではなくて大館市からも今入っていますし、今年は能代市からも子供が入っているようですので、広くこの地域の子供たちも入ってくれればなと思っています。 ワーキンググループのほうは、なかなかやっぱり人数が増えていくということはなくて、ずっと20名程度で推移しております。新しい方々にも入っていただきたいということで、このジュニアボランティアガイドを募集する際に、保護者の方々にもぜひやっていただけませんかという呼びかけをしている最中でございます。あと、新たに市民の方でやってくださる方がおれば、どんどん募集してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(黒澤芳彦)  18番 中嶋 洋子議員。 ◆18番(中嶋洋子)  4)番に移ります。遺跡の価値や魅力をどう発信するか。これはいろんなやり方がありますし、あれですが、一番ショックなことは、地元北秋田市民が3割しかいったことがないということなんです。7割の人たちにどういうふうに魅力を発信しながら来ていただけるか、そういうことを考えながら今までもやってきたと思いますが、さっき自治会とかいろんなところにチラシをという話もありました。私も婦人会には、まず研修のときは必ずこの遺跡を入れてくださいと言ったら、もう即実行したところがあるそうです。 というのは、何回行っても新しい発見があるんです。私が一番あそこで感激したのは、4000年前の大地に立って、世界遺産の白神山地を眺めて空を見上げたら、大館能代空港から飛行機が飛んで行った。え、これというのはどういうことか、すごい誇らしいと、こんなところに住んでとか、すごいわくわくした誇らしい気持ちと異様な気持ちがあって、その感激が今でも忘れられません。もう近くですので、発掘のときから、道路ができたときから、もう何回行ったか分かりません。行っているうちにいろんなのが出てきたり、もう何ぼやっても私たちの興味も尽きないし、それからあそこへ1回、2回行ったからといって覚えるものでもありません。ただ、いろんな人が来たときに、私たちはこういうすばらしいところだよと説明できるように、北秋田市民がなってもらいたいと思っています。 それで、私、自治会でもいつも行ったときに、何かあったときに、行ったことありますかと、地元、沢口のときにも聞きました。そうしたら、本当に手挙がるのが少ないんです。だから、そういうところをどうすればいいか、ただチラシやっていいか。そこら付近の方策をもう一回お願いしたいと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  やっぱりこの数字は私どもも驚いておるところでございますが、決して少なくなっているわけではなくて、少しずつ増えてきているのは数字として表れております。学校を通して、子供たちについては先週、清鷹小学校の子供たちが訪問したり、これからまた鷹巣小学校の子供たちも訪問したり、そういう形で子供たちに見せることはできるんですけれども、なかなか一般の方々が増えてこないというところについて、各生涯学習のほうの担当からも、例えば婦人団体とか老人クラブ、いろんな団体さんにもお声をおかけしながら、見に来ていただければという働きかけは、チラシだけではなくて、実際に声をかけてやっているところではございます。 あと、学校では親子会とか、阿仁地区から親子レクとして内陸線を使って親子で来ると、子供と親が一緒に見てもらえるということで、親御さん方、大人の方も参観も増えていけるんではないかという取組もしてきたところでございます。 いずれにしても、やっぱり市民の皆様からも声をかけていただきながら、たくさんの人に見ていただけるような取組については、今後も呼びかけ、啓蒙を続けてまいりたいと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  18番 中嶋 洋子議員。 ◆18番(中嶋洋子)  どうかそのようによろしくお願いいたします。 それでは、5)今後の予算と人員配置についてでございますが、いつから、何人体制ですかということ、さっきお聞きしました。それで、ここ何年かの遺跡担当者、そちらのほうの職員の増減について、ちょっとお知らせお願いします。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  今、縄文館の職員については、受付のところに非常勤の職員を2名置いております。それから、生涯学習課の中にも担当職員がおりまして、あと一般の方へのガイドとかには、非常勤でありますが、館長にも頑張っていただいているところでございます。 ○議長(黒澤芳彦)  18番 中嶋 洋子議員。 ◆18番(中嶋洋子)  生涯学習課の人数は、ここ何年か減ったりしてはいませんか。遺跡担当のほうの職員です。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  遺跡担当の職員はこれまでどおり1名で定位しています。 ○議長(黒澤芳彦)  18番 中嶋 洋子議員。 ◆18番(中嶋洋子)  多分、専門職員、榎本さんだと思いますが、今までも世界遺産に向けてずっと何十年も頑張ってこられました。これからまたいろんな増えていくというときに、1人で大丈夫でしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  次長から答えます。 ○議長(黒澤芳彦)  教育次長。 ◎教育次長(小坂竜也)  専門職1人で大丈夫かということでありますが、イコモスの勧告にも、やはり縄文館訪れる人が大変多くなってございます。非常勤が2名いるわけですけれども、予約があった場合には、職員が出向いてご案内等もしております。確かに職員が1人では大変な状況になりますので、会計年度任用職員も考えまして、人員の増は図ってまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(黒澤芳彦)  18番 中嶋 洋子議員。 ◆18番(中嶋洋子)  それで、ジュニアボランティアの方々の中から、こういう榎本さんみたいに専門家になって、北秋田市に戻ってきてというような動きは見えるものでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  ジュニアボランティアを小学校からやっている子供たちが、今高校生になってもやっている。これは、私すばらしいことだと思うんです。高校で部活をやりながら、ボランティアガイドの活動もやってくれている。そういう子供たちに大変期待しております。 ○議長(黒澤芳彦)  18番 中嶋 洋子議員。 ◆18番(中嶋洋子)  ありがとうございます。私もそれを期待しながらですが、この間、アーティストの横手市の高橋優さんがこちらでライブをやるということが決まりました。そのときに、2回目から申し込んだと報道でありましたけれども、この遺跡の、新聞によりますと鹿角市のほうで文化庁に事業を申し込んで、3年間なので一部何ぼの予算がついたんです。そういうのに北秋田市も申し込んだりしていますでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  現在のところで申し込んでいるところはございません。ただ、鹿角市さんの中身を私どもも見ましたところ、これまで本市が取り組んでいる縄文まつりでやってきていた体験活動などが主体でございましたので、うちの市の中ではそういった事業に申し込まなくても、今、市の取組の中で、市民の皆さんの力をお借りしながらできているところが強みだと思っております。 ○議長(黒澤芳彦)  18番 中嶋 洋子議員。 ◆18番(中嶋洋子)  ありがとうございます。今、教育長からいろんなお話が出ましたので、私たちも市民としてもうちょっと足を運ぶように、一緒にやっていきたいと思います。ありがとうございます。 それでは、次に移ります。 子宮頸がんワクチンについてでございます。 ①1)の予防接種のことでございますが、今までも健康ガイドとか、それこそさっきお話ありましたようにホームページには載っておりましたが、それを皆さん見るわけでもありませんので、やっぱり分からないので、今、これから小学6年から高校1年までの人たちに教えてくださる、勧奨でなくて周知してくださるということでございましたので、それには期待しておりますが、周知の方法としてはどういうのを考えておりますでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  健康福祉部長がお答えします。 ○議長(黒澤芳彦)  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(石崎賢一)  お答えいたします。 市長の答弁にもございましたように、今年度は6月下旬頃に中学校1年生から高校1年生までの被接種者と保護者に対して、個別で通知をする予定でございます。これにつきましては、ワクチンの有効性、安全性に関する十分な情報提供を図るという意味でございます。次年度以降につきましては、標準的な接種対象者である中学校1年生を対象に、年度ごとに個別で情報提供してまいりたいと考えております。 ○議長(黒澤芳彦)  18番 中嶋 洋子議員。 ◆18番(中嶋洋子)  テレビで今朝もやられていましたけれども、情報を知らないために、もう打つ期間が過ぎて、期間というのはただ、無料の期間が過ぎて、やっぱり何万円も、6万円、7万円かけてやったり、そして今度、そのときに何か出れば、また補償のほうも定期接種のときの期間と違いますので、そういうことを思えば、まず北秋田市でも遅ればせながらやってくださるというので安心しております。 やはり女性は、大きくなってからそういうのがあるのを知らないでいて、そしてまたワクチンだけでなくて、がんの検診も受けなければ子供が欲しいときにできないとか、いろんなことがあります。後悔しないようにするために、市の6月からのに期待しまして、一般質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(黒澤芳彦)  以上をもちまして、18番 中嶋 洋子議員の一般質問を終わります。 ここで説明員の席の移動のため、暫時休憩いたします。   (休憩)                    (10時43分) ○議長(黒澤芳彦)  再開いたします。   (再開)                    (10時46分) ○議長(黒澤芳彦)  一般質問を続けます。 12番 大森 光信議員、みらい、ご登壇ください。 ◆12番(大森光信) (12番 大森 光信君登壇) 12番、みらいの大森 光信です。 早速、通告に従い、質問をさせていただきます。 最初に、大きな項目1、「道の駅たかのす」基本構想についてです。 この基本構想は、5月31日の市議会全員協議会で明らかになったものであります。以下、これについて質問をさせていただきます。 ①番、整備候補地の選定について。 日沿道の供用開始により、自動車の流れが大きく変化いたしました。国道7号の交通量は年々減少し、令和12年には平成22度比約4割の減少が見込まれています。また、現在の施設利用者数も、交通量と比例しないとはいえ、年々減少しております。 1)番、道の駅「大館能代空港」の拡充について。 一方、現在まで、各方面からの努力により、本市が誇る伊勢堂岱が世界文化遺産に名を連ねることが確実となりました。以前からこの遺跡の観光利用が大きな期待となっている中で、今、観光インフラの充実を図るべきは、国道7号の「道の駅たかのす」ではなく「道の駅大館能代空港」の拡充かと考えますが、市長の見解をお聞きいたします。 2)番、課題解決の効果について。 また、「道の駅たかのす」は災害時の拠点施設としての役割が大きくなっているとされておりますが、北秋田市の北端という立地を考えれば、市全体のコミュニティー機能への貢献あるいは現在市が抱える諸課題の解決には効果的ではないと考えます。市長のお考えをお聞きいたします。 ②新たなコンセプトについて。 基本構想には、現在の道の駅の考え方として、地方創生、観光を加速する拠点とし、自由な発想と地域の熱意がそれを実現するとうたっております。市はどのような発想を持っているのか、また、地域の熱意はどのように感じられたのかお答えください。 ③施設利用者数について。 全員協議会の説明では、当局はこれについて、現状を維持したいとのことでした。約14億円もの巨額の投資を行い、その成果が現状維持では、この事業に疑問が残ります。現在は約30万人で推移しておりますが、目標値はどの程度に設定しているか、お答えください。 ④番、農産物販売施設について。 平成28年に約8,500万円を費やし、建設されたこの施設は、駐車場の整理とともに取り壊されると理解をしております。それは本当でしょうか。もしそうであれば、計画の甘さを感じます。これで市民の理解は得られると思いますか、お答えください。 ⑤番、今定例会における関連予算の措置について。 5月31日に開催された市議会全員協議会では、各委員から出された意見は、慎重にという声が多かった印象を受けます。さらに、全員協議会から定例会まで3週間足らずと、出された意見をそしゃくし、再検討するにはあまり時間がなかったような感じがしましたし、拙速さは否めないのではないかと考えます。今回の予算措置は理解を得られたというご判断の上のことでしょうか、お答えください。 大きな項目2番、子育て政策について。 ①番、子育てサポートハウス「わんぱぁく」の整備について。 当該施設が「道の駅たかのす」の基本構想から外れたことにより、再び宙に浮いた形となりました。平成31年3月定例会の設計委託料の予算計上、建設場所についての当局答弁の言及以来、その計画は二転三転し、今となっては白紙状態になってしまったと考えております。市長の重要施策だったはずのこの事業が現在このような状況にあることは、利用者のことを考えれば残念なことであり、早急に事業実施に向け取り組む必要があると考えております。子育て施策の重要な拠点であるこの「わんぱぁく」をどのように実現していくのか、市長のお考えをお聞きいたします。 大きな項目3、コロナ対策について。 ①番、新型コロナウイルスワクチン接種について。 現在、全国の各自治体が懸命にワクチン接種を実施しており、政府も感染者減少の切り札として、これを進めております。接種現場の医療従事者、ボランティアの方々、これに携わる市職員の皆様には心から敬意と感謝を表すものであります。本市も順次ワクチン接種を進めていると思いますが、接種を望む全市民に速やかに実施されることを願っております。 しかしながら、報道では連日のように失態やトラブルのニュースが聞こえてまいります。代表質問や昨日の一般質問等でしっかりとご答弁されておりますが、市民の皆様にお伝えするためにも、再度ご答弁をお願いするものであります。現在までにトラブルはあったのか、また、接種を望む全市民が2回目の接種を終えるのはいつ頃と想定しているのか、お知らせください。 ②番、新型コロナ感染防止対策飲食店認証制度について。 市はこれまで市内事業者に対し、矢継ぎ早に対策を打ち出し、救済支援を実施してまいりました。そのスピード感を持って実施された一連の事業の実効性は、私もしっかりあったものだと考えております。私どもの会派も繰り返し申し上げておりますが、時期は既にアフターコロナへと向かっております。市長もご答弁の中で、終息後もしっかりと対策をしてくという答弁がございました。引き続きよろしくお願いを申し上げるところであります。 特に、このコロナ禍において非常に厳しい状況に追い込まれた飲食店の皆様には、経済支援で整備されたものをしっかりとご活用いただき、コロナ対策に生かしてほしいですし、消費者の方々向けにも、このお店は万全な対策をしておりますといういわゆる地元自治体のお墨つきが大変有効ではないかと考えております。市がこの事業で補助金を交付した事業所に対し、県のものに加えて市独自の認証制度を設けるべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。市長のお考えをお伺いいたします。 以上で、壇上での質問を終わらせていただきます。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) それでは、ただいまの大森 光信議員のご質問にお答えしてまいりたいと思います。 初めに、大きな項目の1の「道の駅たかのす」基本構想についての①整備候補地の選定についてとして1)のご質問でありますが、世界文化遺産登録後の伊勢堂岱遺跡を起爆剤とした観光振興には大いに期待をいたしているところでありますが、最寄りの「道の駅大館能代空港」については、トイレ等の老朽化の懸念もなく、ターミナルビルについては県の施設でもありますので、市としての拡充は現在考えてはおりません。 一方で、「道の駅たかのす」を構成する各施設は老朽化が懸念をされており、施設整備には構想から計画、設計、建設に至るまで一定の期間が必要となることや「整備検討委員会」で「隣接道路の交通量と道の駅利用者数が必ずしも一致しない」との意見があったことから、中長期的な視点から早期にリニューアルに着手する必要があると考えております。 次に、2)のご質問でありますけれども、立地としては北秋田市の北端となりますが、千年に一度の大雨による洪水浸水区域から外れているほか、ギネス認定の「世界一の大太鼓」を展示する施設があり、その歴史的な背景から見ても、現在地が「道の駅たかのす」の立地に最もふさわしい人を呼び込むだけの知名度を持っています。また、市内循環バス等の公共交通機関との連携を図ることにより、地域コミュニティー機能への貢献も期待できるものと考えております。 次に、②の新たなコンセプトについてから④の農産物販売施設についてのご質問でありますが、関連がありますので一括して答弁をさせていただきます。 現在、秋田県内でも33施設の道の駅が設置されており、近年リニューアルされた施設も多数あることから、新しい「道の駅たかのす」の整備に当たっては、道路利用者が通りすがりに立ち寄ることを主眼とする施設を目指してはおりません。整備検討委員会の中でも、「様々な個性を持った子供たちをはじめとする全ての利用者が1日中滞在できるような魅力のある施設を」との意見のほか、市議会から「施設配置等のアンバランス」についてのご指摘もいただいていることなどを踏まえ、「世界一の大太鼓」を地域文化の象徴としつつ、地域の方が利用し、地域の方々に愛される地域密着型の道の駅を目指し、地域の皆さんと一緒に育てていきたいと考えております。 地域に愛され、1日中滞在できる道の駅を目指すコンセプトから導き出される利用者数については、先般の全員協議会でお答えしたとおり、基本構想では設定しておりませんが、今後検討に入る「基本計画」策定に際して、数値目標として検討をしてまいります。 なお、農産物販売施設である産直「おおだいこ」については、整備検討委員会の中で「一体的に整備してほしい」とのご意見をいただきましたが、本施設は平成28年に整備された施設でもありますので、一体的な整備の中で転用を含め、どのような活用が可能かといった点についても、「基本計画」策定に当たって十分検討をしてまいります。 次に、⑤今定例会における関連予算の措置についてのご質問でありますけれども、先般の全員協議会では、策定したばかりの「基本構想」を基に、「道の駅たかのす」の今後の整備方針についてご説明をさせていただきました。全員協議会での意見交換を経て、議員の皆様には様々なご意見があるものと認識をいたしておりますが、「道の駅たかのす」を中長期的に考えると、早期に整備計画に着手する必要があると判断し、今回「基本計画」等の関連予算を提案させていただきました。 本予算は、地域の方々が利用し、地域に愛される道の駅の整備内容の基本的な部分を検討していく上で欠くことができないと考えていることから、議員各位のご理解をお願いいたします。 次に、大きな項目の2の子育て政策についての①子育てサポートハウス「わんぱぁく」の整備についてのご質問でありますが、子育てサポートハウス「わんぱぁく」の整備につきましては、子育て政策の重要施策であることから、利用者にとって安心して使っていただける施設を目指し、これまでも利用者へのアンケート調査と関連施設との連携や複合化等について、様々な角度から検討してまいりました。現在は第2回目となる利用者へのアンケート調査を行っておりますが、今後、検討委員会を立ち上げ、整備方針を決定した上で、令和4年度中の完成を目指し、準備を進めてまいります。 次に、大きな項目の3のコロナ対策についての①新型コロナウイルスワクチン接種についてのご質問でありますが、接種に関するトラブルですが、6月10日までに、経過期間終了前の接種が1件ありました。接種対象者が新型コロナウイルスワクチン以外のワクチンを先に接種している場合、ワクチン接種後13日の経過期間が必要であるところ、9日間でワクチンを接種してしまったものです。接種当日と翌日、職員が訪問し、体調に変わりがないことを確認しておりますが、今後さらなる事故防止に取り組んでまいります。 また、全市民が2回目の接種を終えられる時期については、集団接種としては毎週水曜、木曜日に1日約250人から750人、土曜、日曜日に、不定期ではありますが、1日約750人から1,500人の接種数を予定しており、医療機関での個別接種も含め、16歳以上の接種を希望する市民が2回目を終了する時期は9月下旬と想定しております。 なお、12歳から15歳までの接種についても可能となりましたので、実施計画については医師団とも協議し、速やかに進めてまいります。 次に、②の新型コロナウイルス感染防止対策飲食店認証制度についてのご質問であります。 今回の店舗・事業所等改修支援事業、新しい生活様式への対応備品等購入支援事業及びウェブ会議等環境整備支援事業につきましては、新型コロナウイルス感染症予防対策を前提として支援しておりますので、コロナ対策を講じている事業者に対して、飲食店以外の事業所にも対応する北秋田市独自の認証制度を実施していきます。 なお、飲食店と飲食店以外の事業所の認証基準は異なりますが、新しい生活様式に沿った基準となっておりますので、市内外の皆様に安全で安心していただけるよう、制度の周知について、議員からのご協力もお願いいたします。 以上が、大森 光信議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 12番 大森 光信議員。 ◆12番(大森光信)  市長、丁寧なご答弁、ありがとうございます。 順を追って再質問させていただきたいと思います。 最初に、1の①番の候補地の選定についてであります。当初、委託事業として整備候補地検討業務というのを外部に委託されていると思います。候補地は幾つあったのか、それがどこだったのか。そちらを教えていただきたいと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監からお答えします。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  先日の全員協議会の際にもお話ししてございますが、現在地でございます。それから、国道7号と国道105号の交差点のところです。それから、あけぼの町の大型商業地付近。それから、日沿道の鷹巣インターチェンジ付近、この4か所でございます。 ○議長(黒澤芳彦)  12番 大森 光信議員。 ◆12番(大森光信)  ありがとうございました。 今、7号線と105号線の交差点、大型商業地付近、それから鷹巣インターチェンジ付近と現在地ということで、その4か所だというご説明でした。候補地の中に、現在道の駅としてある大館能代空港は入っていないのはどうしてだったでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  再度、産業部政策監からお答えします。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  お答えいたします。 今回のリニューアルは、あくまでも道の駅たかのすのリニューアルでございます。ですので、もともとございます大館能代空港の道の駅は候補地として選定してございません。 ○議長(黒澤芳彦)  12番 大森 光信議員。 ◆12番(大森光信)  そうですか。もともと道の駅たかのすをリニューアルするために立ち上げられた検討委員会だということですよね。分かりました。 ところがと言いますか、私の考えるところでは、先ほど中嶋議員も質問されていましたけれども、伊勢堂岱遺跡世界文化遺産、私もこの登録に関しては、アフターコロナの象徴になるようなものだと思っておりました。教育長のご答弁でも、縄文館は昨年比、このコロナ禍にあっても3倍だと。登録になればさらに増えるだろうという見込みでもあります。私から見ると、完全に空港周辺、遺跡周辺は別の誘客が見込める状態に既になっているという認識でおります。 市長の先ほどの答弁ですと、全くほかの用地は、候補地は考えていないというようなご答弁でございましたが、私が申し上げるアフターコロナの象徴として観光の復興を狙っていくには重要な拠点だと思いますが、まさにこの千載一遇のチャンスに今投資するべきだと私は考えますが、この道の駅たかのすのリニューアルとは別個だとしても、そこに何か手を加えるというお考えはあるのでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 今、大森議員から空港の道の駅のお話がございました。今回の道の駅たかのす、先ほど政策監が述べましたように、7号線にございます道の駅たかのすのリニューアルのことを指しております。もちろん先ほどお話にございましたように、伊勢堂岱遺跡があって空港があるということで、ただ、あそこ、日沿道のインターチェンジができましたので、非常に通過車両が多うございます。その方々が道の駅たかのすのほうに寄っていただければいいわけですけれども、ご案内のとおり、大館能代空港が道の駅になりましたのは2010年の9月であります。これは何かと申しますと、翌年に、これまでありました大阪便がもうなくなってしまいましたが、非常に大館能代空港という認知度が低うございます。そういうことで、県があの道の駅を、空港を道の駅にしようということで、24時間開いている駐車場があることによって、大館能代空港の知名度を、認知度を上げようということでございました。 確かにあれができたことによって、空港に来る方もいらっしゃいます。レストランを使ってくれたりもしますし、空の市とかということを定期的にやられたりということで、そういうことで空港も幾らかはにぎわいを持っていますが、もともとは、空港というのは、そこが目的地というよりも、そこから移動していくという地域の目的の場所であります。 したがいまして、先ほどの、私どもは逆に、今、伊勢堂岱遺跡世界文化遺産登録になることによって、空港を利用して来られた方々がそこに来る。そこから今度は105号を通りながら7号線を通っていく。そして、そこで大太鼓というすばらしいギネス登録の、また大変長い歴史のあるそういう大太鼓の文化もございます。そういうことによって、やはり新しく文化をつくっていくのは大変でございますけれども、せっかくそういう地域の方々、そしてまた旧鷹巣町含めて、この北秋田市の皆さんがある程度誇りとして思っているそういう文化を支えていくということがありますので、それをやはり盛り上げていって、伊勢堂岱遺跡だけではなくて、これまでもそうでありますけれども、大太鼓の館、それと今後105号の整備がやはり見込まれます。それを使いますと105号と7号線が連結していくことになりますので、そういう方々を引っ張っていく。 そして、ただ単に北秋田市だけで済む問題ではありませんので、伊勢堂岱遺跡含めて大湯環状列石、様々なそういう面的な交流、DMOもそうですけれども、そういうものを使いながら、北秋田市に観光客を呼び込むための、すぐにできるんではないかと思います。 先ほど、ちょっと長い話だけれども、大館能代空港、道の駅は、したがいまして、県があそこに造ったときには、そのような形で造った道の駅ではございませんので、誘客をして様々そういう文化に触れていただいたり、できればそこで休憩していただいたり、1日中、道の駅たかのすには、今子供さんが遊ぶ施設もありますので、それを、冬は厳しいわけですけれども、もしかして冬でも中のほうで遊べる施設があったりしたら、それを目的として来る方々もいらっしゃるのではないかなということで、今回そういうような道の駅たかのすのリニューアルということに手をかけたところでございます。 若干長くなりましたけれども、よろしくお願いします。 ○議長(黒澤芳彦)  12番 大森 光信議員。 ◆12番(大森光信)  市長の思いが少し伝わってきたのかなというふうな感じがしておりました。なかなか、私この一般質問を、どうも大館能代空港の道の駅と、今、市から提案されている道の駅たかのすと、こちらよりこちらのほうがいいんじゃないかという気持ちでお話ししていますが、どうもそれはそれとして考えていかなければならないというような気持ちになっていっているところでありますが、せっかくの機会ですので、質問を続けたいと思っております。 道の駅たかのすを観光の拠点にしていくというお話だったような気がしています。きちっと決まっていないと思いますが、当局で考えられている観光の拠点というのはどういうことを指しているのか、今お話しできることがあれば、お願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監からお答えします。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  お答えいたします。 これまでも大太鼓の館、これを中心として、観光の拠点の一つではあったかと思います。やはり世界一の大太鼓というネームバリューということで大変、人を呼び込む重要なツールだと考えてございます。現在コロナのほうがこれから終息して、インバウンドのほうがどんどん、多分早ければ来年度あたりにでも爆発的に入り込みが入ってくると思います。そういったときに観光需要の回復に対応するためにも、観光の拠点として位置づけて整備していきたいということでございます。 ○議長(黒澤芳彦)  12番 大森 光信議員。 ◆12番(大森光信)  なかなかコロナ前の状況に持っていくということが厳しいと言われていますが、当局の思惑とすれば、道の駅たかのすを軸にしていろいろと考えていくと。それは全市にわたって、道の駅たかのすから、例えば安の滝とか向こうのほうまでをカバーするような考え方なのか、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監からお答えします。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  情報発信基地にもなりますので、全市を網羅する形で、観光を中心として北秋田市内のあらゆる情報をそこで発信していきたいというふうに考えてございます。 ○議長(黒澤芳彦)  12番 大森 光信議員。 ◆12番(大森光信)  分かりました。あまり言うと通告から離れていってしまうのでこの辺にして、元に戻っていきたいと思います。 ②番のコンセプトについてでありますが、道の駅たかのす周辺の地域の方々のコンセンサスといいますか、何か要望みたいなことがあったのか、あるいは市と地域の方とのすり合わせ、打合せみたいなのはあったのか、それはいかがでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監からお答えします。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  お答えいたします。 綴子地区自治会長連絡協議会から毎年のように要望書が上がってくるんですけれども、その中でも大太鼓の館周辺の整備についての要望がございます。ただ、建て替えだとかそういったものではなく、遊休地の整備、周りに遊休地がございますので、そこを整備していただきたい。あと、釜堤の環境整備、それから市街地循環バスをあそこに運行していただきたい、そういったような要望が来てございます。 ○議長(黒澤芳彦)  12番 大森 光信議員。 ◆12番(大森光信)  要望はそんな感じだとは思うんですが、いわゆるこのコンセプトでいう熱意になるのかどうかというのはどのようにお考えですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監からお答えします。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  検討委員会の中にも綴子地区の委員の方が2名いらっしゃいました。あくまでもこの道の駅たかのすをリニューアルしたいということで進んでいた検討会ですので、委員の方たちは新しく整備されるんだという思いはあったかと思いますが、それについて具体的に委員としての意見等はございませんでした。 ○議長(黒澤芳彦)  12番 大森 光信議員。 ◆12番(大森光信)  地方創生と、すみません、ちょっと忘れましたが、それは市の自由な発想と地域の熱意があって初めてできるというようなコンセプトの記述のされ方をしていると思います。どちらを欠いても目的は達成できないのかなと。なおかつ、今説明にもあったとおり、通りすがりの休憩所という役割というよりは、そこを目的地にしてたくさんの人に来てほしいというのが目的でしょうから、地域の方々のご協力は欠かせないことになるのかなと思っておりますので、地域の方々に協力してもらえるような機運の醸成もしっかりとやっていかないといけないのかなと思います。検討委員会の皆様もいろいろと妙案を出してくださって、いい議論がされていると思いますが、今後はまた地域の説明会とかそういった折に門戸を広げて、いろんな情報を仕入れていただきたいというふうに思います。 それから、続けてですが、今の市長の答弁では、利用者数については今後しっかりと計画の中にうたっていくというようなお話でございました。私はっきりと覚えているのが、政策監が現状を維持していくというお話をされたのは記憶してございます。もし違っていたらご指摘いただきたいんですが、つまり簡単に言うと、14億円ものお金を費やして現状維持なのかということなんです。やはり目的が違ってくるような施設であれば、そこにしっかりとした数字が必要ですし、それが今現時点では説明できないとすれば、それをもうちょっと考えていただきたいと。現状維持だと、ちょっと説得するには厳しいのかなと。新たな誘客を見込んでいくんだというような意気込みは必要ではないかなというふうに思いますが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監からお答えします。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  お答えいたします。 全員協議会のときに、そこの最後で佐藤光子委員から質問をいただきました。それで、私のほうでは、それこそ現在年間30万人を超える方たちに利用されていますが、少なくてもこの数字は落としたくない。できればこの数字よりも多くの方に来ていただきたいという思いがございますというふうに答弁させていただいてございます。思いはこのとおりになりますけれども、県内の道の駅の中には交通量が、県南になりますけれども、3,100台ほど。しかし、74万といった入り込みと、それから交通量が全く比例しないような道の駅もございます。こういった道の駅になるように、整備のほうを進めてまいりたいと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  12番 大森 光信議員。 ◆12番(大森光信)  しっかりとニーズを捉えて、たくさんの人に来てもらえるような道の駅づくりに努めていただきたいと思います。 農産物の販売施設についてです。私、駐車場を整理するというような方向だったということで、解体するのかなというようなちょっと早合点をしてしまいまして、大変失礼な言い回しになったのかもしれません。その辺はおわびいたしますが、他の議員さんも同様な認識でいらっしゃるということでしたので、改めて確認をいたしますが、解体はしないと、転用は考えるということでよろしいでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監からお答えします。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  お答えいたします。 解体はしないで、例えば備蓄倉庫とかそういったことで転用できないかということを検討してまいりたいと考えております。 ○議長(黒澤芳彦)  12番 大森 光信議員。 ◆12番(大森光信)  施設もそんなに小さい施設ではないし、駐車場を見ても、あそこを整備するとすれば、新しい施設づくりにちょっと障るのかなというような気もしておりますが、それでも倉庫だったりとか、そもそも目的の転用があまり好ましくないんですが、事情が事情なので仕方ないということもあるのかもしれませんけれども、仮に駐車場をさらに整備して運用に支障を来すことがあっても、解体はしないということでよろしいでしょうか。
    ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監からお答えします。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  現在の、さっきの大太鼓ですけれども、向かいの物産館に寄って、それから大太鼓のほうに寄るとすると、あそこを横断しなければいけない。大変車も多くて危険だなというふうに私も実際現地に行って思っていますが、今度は、例えば備蓄倉庫だとかそういったものに転用すると人の流れはなくなりますので、そういったことを検討しながら進めてまいりたいと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  12番 大森 光信議員。 ◆12番(大森光信)  ⑤番の関連予算措置ということで、市長からは、早期に計画を策定する必要があったのでという話で、今のタイミングになりましたという話でございました。先ほど壇上でも申し上げたとおり、全員協議会で意見を述べられて、慎重な意見が多かったにも関わらず予算をきちっと上げてこられたということで、ちょっと早過ぎじゃないですかという気がしておりました。 そこで、市長から、何で今改築、再整備が必要なのかということをもう一度分かりやすくお話ししていただければありがたいと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 具体的と申しますか詳細に、私よりも分かりやすく政策監のほうから申し上げますけれども、道の駅たかのす、あのとおり30年ほどたっている建物でありますし、ご案内のとおりあの大太鼓なんかも含めて大変老朽化が進んでおります。また、大変非常に使いづらい動線であると、車が入りにくいというようなこともありますし、先ほど政策監のほうから話がありましたように、地元の方々にしてみても、やはり釜堤、さらに含めてあの辺の一体化した使い方ができないかというような要望もございます。まず一番目には、先ほど地元の方の熱意の話がございました。大太鼓の館中心とした道の駅たかのす、あそこはご案内のとおり、もう上町、下町の大太鼓の行事、あれも歴史ある行事でありまして、そういうことに対して地域の方々が大変愛着、また熱意を持っておられます。 したがいまして、そういう意味での大太鼓を中心とした様々なイベントも考えられておりますし、そういうことで生かされてきておりました。そういう熱意もございますし、そういう話も聞きながら、先ほど申し上げましたように、建物が老朽化してきている。これをどのような形で配置していくのか。また、ドリームワールドもあるわけですけれども、それを、使い勝手を、どうやって使っていくのかといったことも含めてまず基本計画を立てていかないと、仮にこれから手をかけるにしてもやっぱり時間がかかる。すぐ今、手をかけて来年できるといったものではありませんので、そのための基本計画をつくらせていただく。そして、また用地につきましても、様々今、先ほど政策監からも説明がございましたけれども、どのような形では配置していくのか。 例えば、先ほどお話がありました産直にしても、備蓄倉庫というような話もありました。その備蓄倉庫でいいのか。また別の使い方が、人があまり交通の邪魔に、障害にならないような使い方として、あそこで生かせるようになるのか。そういうことも含めたやはり基本計画というものを立てていかなければいけないと思っています。そのために、今回そういうような形で提案させていただいたところであります。 ということで、よろしくお願いいたします。あと、不足している部分は政策監のほうから答弁させていただきます。 ○議長(黒澤芳彦)  それでは、産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  お答えいたします。今、市長の答弁で、そのとおりだなということではございますけれども、私からも簡単に。 それこそ平成5年に、秋田県内の第1号の道の駅として認定を受けてございます。28年経過してございます。県内のほかの道の駅の新設、それから更新、これが相次いでございます。それから、国の道の駅のコンセプトにつきましても、インバウンド対応、それから子育て応援、高齢者サービス、防災機能の強化など、実態に合わせて変化してきているという状況でございます。 また、高速道路の延伸に伴いまして、国道7号の交通量の減少、これによる利用者の減少が進んでいる状況でございます。さらに、道の駅たかのすの機能強化のために順次進められてまいりました施設の追加整備により、道の駅構内の動線が大変悪いと、ご存じのとおり悪いという状況になってございます。まず、この利用者の安全確保等に支障が生じているので、これを解決したいということでございます。 こうしたことから、道の駅たかのすを安全で快適に道路を利用するために、道路交通の環境整備に合わせて地域のにぎわいを創出して、地域とともにつくる個性豊かなにぎわいの場として整備したいと考えてございます。地域の方たちに愛される、そういった道の駅を少しでも早く整備して、観光客あるいは地域の方たちを呼び込んでにぎわいづくりを進めたい、こういった思いでございます。 ○議長(黒澤芳彦)  12番 大森 光信議員。 ◆12番(大森光信)  道の駅たかのすに関して、いろいろなクエスチョンマークが一つ一つ取れてきたのかなというふうな感じがしております。ただ、人の流れが変わってしまって、以前とは違う、要は、来場者になり得る人が少なくなってしまったという流れを何とか呼び寄せるような仕組みをつくるというのは、とても大変なことだと思います。いろんな方の支援をいただきながら、市当局が素晴らしい計画をつくることを期待しております。 大きな項目2番に移らせていただきます。 わんぱぁくのことであります。令和4年度中の完成を目指しているということでありました。この施設の整備に当たって、どのような施設にするかというのはどんな方と相談をしているといいますか、会議を持たれているのか、教えていただきたいと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  福祉課長からお答えします。 ○議長(黒澤芳彦)  福祉課長。 ◎福祉課長(小笠原隆)  わんぱぁくにつきましては、現在アンケートを実施中でございます。6月30日までの間で実施しておりますので、内容を分析いたしまして、今後立ち上げる検討委員会の席上で、その内容について具体的に議論したいと思ってございます。 ○議長(黒澤芳彦)  12番 大森 光信議員。 ◆12番(大森光信)  お手元にこのアンケート調査票というのがございまして、これでいろいろと要望を集めていくということであります。その後に検討委員会をつくっていくということでありますが、このアンケートの問8に、新道の駅についての問いがあります。これはそのままアンケートを取られるということでよろしいですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  福祉課長が答弁します。 ○議長(黒澤芳彦)  福祉課長。 ◎福祉課長(小笠原隆)  アンケートにつきましては、5月20日から実施してございまして、6月30日までの間で実施しております。したがいまして、全員協議会の開催される以前に利用者の声をお聞きしたいということで実施しているということで、そのような内容になってございます。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  12番 大森 光信議員。 ◆12番(大森光信)  時系列的にいうとしようがないでしょうということを課長おっしゃりたいと思いますが、でもこれを基にして検討委員会をつくっていくということであれば、このアンケート調査票というのはとても大事なものになるのに、いつからやっているじゃなくて、例えば今日22日ですが、今日やりたい人は、新道の駅について強く望むという回答をするかもしれないということですよね。そういったことに対して、市のほうの計画が変更になっても、このアンケート調査票の中身というのはそのままでよいというような考えでいらっしゃいますか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  福祉課長がお答えします。 ○議長(黒澤芳彦)  福祉課長。 ◎福祉課長(小笠原隆)  わんぱぁくについては、4月か5月に所管事務調査を実施しておりまして、その席上において、私どもの事務局のほうといたしまして、利用者の声を聞きたいということを申し上げて、5月20日から実施しております。現在、内容についてアンケートを実施しておりますので、その内容あるいは分析をした上で、道の駅が記載されていますけれども、その内容についても検討委員会の席上できちんと議論して、取り組んでまいりたいと思っております。 ○議長(黒澤芳彦)  12番 大森 光信議員。 ◆12番(大森光信)  全員協議会があったのが5月31日で、これが6月30日までなんです、締切りが。そうすると、全協でああいうことを決めましたというのを議会に説明されて、約1か月はこれ、差し替えることできると思うんです。差し替えたものでアンケートを実施することはできると思いますし、随分内容もやっぱり変わってくるので、それは考えたほうがよかったんじゃないでしょうか。いかがでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  福祉課長からお答えします。 ○議長(黒澤芳彦)  福祉課長。 ◎福祉課長(小笠原隆)  5月31日に全員協議会のほうでは商工観光課のほうで道の駅には検討しないということを申し上げておりますけれども、それ以前に実施したアンケートの内容、その後に実施するアンケートで内容が異なりますときちんとした分析ができないと思っていることから、そのまま続けているものでございます。 ○議長(黒澤芳彦)  12番 大森 光信議員。 ◆12番(大森光信)  内容が異なっていることで今、調査進んでいます、アンケートの調査が。事実、違う内容で調査が、アンケートを今集めている状況になっていると思うんです。なので、早急にこれは差し替えるべきであったんではないかなと思いますが、当局としてのお考えをいただきたいと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  重ねて、福祉課長がお答えします。 ○議長(黒澤芳彦)  福祉課長。 ◎福祉課長(小笠原隆)  先ほどもお話しさせていただきましたけれども、5月20日から実施したアンケートの内容と途中からアンケートの内容を変えるということであれば、全て最初からやり直しということにならないように、現にその内容について続けて、継続しているものでございます。ただ、その内容につきましては、今後立ち上げる整備検討委員会の中で具体的に議論してまいりたいと思ってございます。 ○議長(黒澤芳彦)  12番 大森 光信議員。 ◆12番(大森光信)  もう水かけ論なので、ちょっと多分、私も納得できる答弁がもらえないと思うんですが、5月20日にアンケートが始まって、全協で、わんぱぁくは新しい道の駅には行かないというのが公表されて10日間しかないのに、6月30日だと、そのときに事情を話してこれを差し替えますと言っても、内容は異なることよりは、違う内容でアンケート調査するほうが、新しい委員会の方々も正確なデータはもらえないんじゃないかなというふうに考えます。答弁は結構です。しっかりと検討委員会で議論されて、利用者の方、それから市長の重要施策でもありますので、きちんとした形で新しいものができるのを期待しております。 最後に、コロナ対策についてですが、ちょっと私聞き漏らしてしまったので、3番の②だけ、市独自の認証制度は設けていただけるかどうかというのをちょっと確認させていただきたいと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  それでは、産業部政策監からお答えします。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  市独自の認証制度を実施してまいりたいと考えてございます。 ○議長(黒澤芳彦)  12番 大森 光信議員。 ◆12番(大森光信)  新しいことを始めるときにはいろんな意見があって、それがぶつかって議論になるわけですけれども、本当に新しい道の駅たかのす、それからわんぱぁく、いい施設になるのを心からお願いして、私の質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(黒澤芳彦)  以上をもちまして、12番 大森 光信議員の一般質問を終わります。 昼食のため、1時まで休憩いたします。   (休憩)                    (11時41分) ○議長(黒澤芳彦)  休憩以前に引き続き、会議を再開いたします。   (再開)                    (13時00分) ○議長(黒澤芳彦)  一般質問に先立って、市長から午前中の大森議員の質問に対する答弁について補足をしたいとの申出がありますので、これを許可いたします。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 議長のお許しをいただきまして、発言の許可をいただきましたので、午前中の大森議員の質問に対しましての2番の子育て施策について、これにつきましての再質問におきましてアンケートのお話がございました。福祉課長のほうから答弁いたしましたが、言葉の足りないところがございました。再度アンケートをやらせていただきたいと思いますので、発言を訂正させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  一般質問を続けます。 2番 三浦 倫美議員、日本共産党議員団、ご登壇ください。 ◆2番(三浦倫美) (2番 三浦 倫美君登壇) 2番、日本共産党議員団、三浦倫美です。一般質問を行います。 1、小阿仁川河川改修について。 小阿仁川は大雨のたびに氾濫し、河川沿いの農地などへの水害が繰り返し発生してきました。特に平成30年、田植時期の水害では、水田の軟らかい土が大量に押し流され、農業用施設などにも甚大な被害が発生し、稲作への大打撃となりました。早期の河川改修を求める切実な住民要望や各関係者の方々のご尽力もあり、県は従来からの川下から順次行っている河川改修工事に加えて、上流の氾濫箇所にも段階的な改修を行う新たな計画を示しました。 それから3年が経過しようとしており、住民から計画が順調に進んでいるかとの心配の声が寄せられたため、私は去る5月6日、秋田県北秋田地域振興局の担当課へ状況を確認しに行きました。三木田まで下流からの改修工事進行による川の流量の変化を踏まえ、昨年度改めて流量の見直しを行い、築堤の詳細設計を行っていますとの説明がありました。 また、さらに上流の上小阿仁村からも要望が寄せられていることから、上小阿仁村の大林までを考慮した設計を行っており、今年度秋頃には用地説明会を行いたいとのことでありました。見直しによる計画の遅れは否めないものの、一本の川として工事進行による川の変化を有機的に捉え設計を行っていることで、より効果的な改修工事が進んでいくのではないかと前向きな印象を受けました。 また、下流からの改修工事の進行とともに、雑木や中州除去などの効果もあり、目に見えて川の流れがスムーズになりつつあり、大規模な改修工事と併せ、雑木や中州除去など地道な河川整備の継続も重要であると感じております。 それでは、次の点について質問いたします。 ①県の小阿仁川河川改修事業について。 1)工事の進捗状況と今後の計画について、市としてどのように把握していますか。 2)市としての要望活動はどのように行っていますか。 次に、大きな2番です。 2、水害被災農地・農業用施設の復旧状況について。 ①平成30年の小阿仁川氾濫による水害被災農地・農業用施設の復旧状況について。 1)被害の実態とその後の復旧状況は。 先ほど大きな1の質問でも触れましたが、小阿仁川氾濫による水害は繰り返し発生しており、特に平成30年は5月、8月、9月と三度も水田が冠水し、稲作への甚大な被害になりました。水田に適した土が大量に押し流され、再び水田として復旧するには何年もかかるのではないか。河川改修が進んでいないことから、復旧しても被害が繰り返されるのではないかなど不安を抱え、被災農家の方々の復旧へのご苦労は並大抵ではなかったと思います。 また、市が農家の方々が営農の継続ができるようにとの強い思いを持って復旧対応に奔走し、県・国・各関係機関との連携にも尽力され、全力で取り組んできた市政に対し、改めて敬意を表します。 先月、5月17日、北秋田市に洪水警報と土砂災害警報が発令され、その後、解除されましたが、住民の方々、農家の方々は、3年前のこの田植時期の水害が思い起こされ、不安な思いで河川の増水を見回る姿がありました。近年の異常気象による災害発生への懸念もあり、今後の検証のためにも水害被災の実態や復旧の取組について把握しておくことは重要であると考えます。被害の実態と復旧状況について大まかな経緯を追ってお知らせください。 3、合川地区のまちづくりについて。 合川地区の住民の方々から合川地区から何もなくなってしまい寂しい、お店や交通の便が不便になり、日々の暮らしが大変などの声が寄せられます。旧町時代のまちの中心、合川駅前一帯が目に見えて衰退していくことと、まちづくりを支えてきた住民の方々の高齢化と相まって、心理的にも先々への心細さが広がっているように思います。 令和2年3月議会の一般質問で、合川駅前公民館解体と解体後の方針についてとして、合川地区の今後のまちづくりの在り方について質問しました。当局からは、合川公民館のリニューアルが終わったタイミングで、地域の皆様と十分な協議と意見交換をして見極めてまいりますとの答弁がありました。今回も改めて質問いたします。 ①合川地区のまちづくりについて。 1)まちづくりの方向性について、住民との意見交換、合意形成のプロセスをどのように構築していく考えかお聞きします。 4、生活困窮者支援策について。 長引くコロナ禍の影響や社会状況の変化、心身の健康、家族の事情の変化など、様々な要因により誰もが生活への影響が起こり得る可能性があります。生活に困ったときには、必要な支援に早期につながることが大切です。憲法第25条には「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、すべての生活面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」と記されています。困ったときに様々な支援策があることを知らず支援につながらないということのないよう、支援策について常に市民に周知していくことが必要だと思います。 ①生活困窮者支援策について。 1)市としての支援策をお知らせください。 2)北秋田市社会福祉協議会に委託している生活困窮者自立支援事業の取組の内容についてお知らせください。 3)市と各関係機関との連携体制はどのようになされているかお聞きします。 以上、壇上からの質問を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) それでは、ただまの三浦倫美議員のご質問にお答えをしてまいります。 初めに、大きな項目の1です。 小阿仁川河川改修についての①県の小阿仁川河川改修事業についてとして、1)と2)については、関連がありますので一括して答弁させていただきます。 小阿仁川河川改修事業につきましては、三木田工区は計画に沿って順調に進んでおりますが、鎌沢から杉山田工区は、現状の計画で整備を進めた場合、河川断面が大きく不経済であることと、小阿仁川上流地域からも同じような河川改修の要望があったため、鎌沢地区から上小阿仁村大林地区までの計画高水流量が見直されております。 このため、当初計画より遅れが生じているようですが、河道断面を確保するため杉山田地区の洲ざらいや伐木等が行われております。 現在は、河川全体の流れを良くするため詳細設計を行っており、9月には用地取得も含めた住民説明会を開催する予定とのことであり、当市でも引き続き小阿仁川水系対策委員会や地元自治会と連携しながら、浸水被害に対する不安解消に向けて早期完成を要望してまいります。 次に、大きな項目の2です。 水害被災農地・農業用施設の復旧状況についての①平成30年の小阿仁川氾濫による水害被災農地・農業用施設の復旧状況についてとして、1)のご質問でありますが、平成30年は5月から8月にかけて大雨による災害が多発した年であり、5月18日の豪雨では、鎌沢地区の農地約20ヘクタールが冠水をいたしました。 当時は田植直前の時期にあり、国の災害復旧事業の採択を待つ時間がなかったことや用水の確保に緊急を要したことから、閉塞した水路をはじめとする各種復旧作業のため市単独予算を措置し、復旧作業に努めました。 また、地域の皆様による自力復旧や国事業による道路復旧、県の小災害復旧工事による堆積土砂撤去など多様な手法を駆使し、復旧を目指したことは記憶に新しいところであります。 次に、大きな項目の3番、合川地区のまちづくりについての1)のご質問でありますが、令和2年3月の議会でも答弁しておりますが、現在進めております合川公民館の整備事業完了後、速やかに意見交換の場を設定し、地域の皆様と一緒に合川地区のまちづくりについて協議したいと考えております。 次に、大きな項目の4、生活困窮者支援策についての1)から3)については、関連がありますので一括して答弁させていただきます。 当市の生活困窮者対策としましては、包括的かつ継続的な相談支援の実施により困窮状態からの脱却を図るとともに、地域における自立促進を目的として生活困窮者自立相談支援事業を実施しております。 また、家計に課題を抱える生活困窮者からの相談に応じて、早期の生活再生を目的とする家計相談支援事業も実施しております。 両事業は社会福祉協議会に委託しており、社会福祉協議会では北秋田くらし相談センターを開設し、経済的困窮をはじめ、社会的孤立、複合的な生活課題を抱えている方など、生活環境に悩む方への相談支援・自立支援を行っております。 令和2年度の相談延べ件数は631件であり、そのうち新規相談件数は103件となっております。 また、相談内容としては収入や生活費、病気や健康、障害と家族のことなどであり、複合的な要因が絡む事例が多く見られます。 相談の具体的な取組事例として2件紹介いたします。 1件目は、ひきこもり状態になっている男性の母親からの男性とコミュニケーションが取れないことから将来を悲観しての相談です。当初は、男性の自立意欲が乏しく他人と接するのが苦手だったものが、社会福祉協議会で行っている若者の居場所づくり任意事業である「きたあきた希望の会」等に参加したことで、長い時間を要したもののコミュニケーション能力が改善し就職に結びついた事例です。 2件目は、複雑な家族環境の中で生活していた男性が、世帯の収支バランスが取れていないことから家計相談支援事業を活用し、弁護士と連携して債務整理を進めたことで家族間の関係が良好となり、就職可能となる資格取得を目指して努力をしている事例です。 なお、いずれの事例でも、自立支援のためには包括的支援が必要であることから、毎月開催される支援調整会議において、弁護士、ハローワーク鷹巣、市内社会福祉法人、市福祉課及び保健センター等が連携し、支援プランを協議しており、今後も個々の状況に応じた支援を行ってまいります。 以上が三浦倫美議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 2番 三浦 倫美議員。 ◆2番(三浦倫美)  4番について再質問いたします。 ①、2)に関連します。 社会福祉協議会に委託しております生活困窮者自立支援法に基づいて、これは平成27年4月から施行されて、くらし相談センター開設されまして、今おっしゃられたような事例など、様々な相談対応に乗ってこられております。私も実感として、この数年、積み重ねてこられた対応の経験などがノウハウとして大変深く支援体制に蓄積されているという実感がありまして、ただ制度を当てはめるというだけではなくて、やっぱり相談ということで、話聞いてくれただけでも安心したとかという声もありますし、そういう蓄積ということがとても大事だなということを感じております。市としても福祉課とは、先ほどもおっしゃられましたが、毎月連絡会議といいますか、確認しながら共同して進められているということでありますが、今年度1,300万円、社協にこの事業として委託されていると思うんですけれども、市としてもこの事業に対する思いといいますか、数年やってこられて、この実績といいますか、実感といいますか、そのことではどのように把握しておられますか。ちょっと抽象的ですみません。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  それでは、福祉課長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  福祉課長。 ◎福祉課長(小笠原隆)  生活困窮者自立相談支援事業については、1,300万円で社会福祉協議会に委託しております。また、生活困窮者家計改善支援事業といたしましては100万円、あと、心配事相談支援事業といたしまして47万5,000円の委託費用でもって、くらし相談支援事業というものを実施しております。そのうち、相談支援件数といたしましては、平成30年が62件、令和元年度が94件、令和2年度が103件という増加傾向にあります。ただ、そのうち実際終了した件数が、例えば令和2年度で103件でございますけれども、そのうち相談が終了した件数といたしましては97件ございますので、あと、プランの作成については10件のプランの作成をしております。そのような形で生活困窮者自立支援事業を実施しております。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  2番 三浦 倫美議員。 ◆2番(三浦倫美)  3)にも関わることですけれども、連携ということで今も関連、答弁の中で答えられましたが、私のイメージとしては、連携体制というのは、この困窮者支援という場合に関してはセーフティーネット、様々なセーフティーネットがあるんですが、網目が大きいとなかなかすくえないということで、様々な角度からの網を、セーフティーネットを重ねていくというイメージがあります。なので、ケース・バイ・ケースでお一人お一人違うわけなんですけれども、困っている方たち、悩んでいる方たちが何らかの支援、何らかの相談に救われるような方向といいますか、それが連携だなと思って、網をこう重ねていくようなイメージがあります。 この質問の趣旨としては、今困っていない方でも、いつ困る状態になるかも分かりませんし、今困っている方々に対しても相談する場所があるよということを知っていただきたいというのが趣旨なんですけれども、例えば早期に支援につなげたいと。お一人で、ご家族だけで悩んでいるという期間が長かったりすると、生活に困っていてお金もなくなってきて、もう冷蔵庫も空っぽになってきて、そこでやっと助けてほしいという場合もあります。そういうときに、社協さんのフードバンクだとかにも1日、2日助けられたりとか、社協さんの貸付制度だとか、当面の1日、2日、数日間のことが助かったりするんですけれども、その方たちに生活保護が本当に必要だと、該当するという場合に、申込申請してから大体2週間ぐらいかなと思うんですけれども、実際にお金が振り込まれるまで何日かかかるということありますので、やはりこういう相談できますよと、お話聞いてくれるところありますよと周知をもっとしてもいいんではないかなということを思いますが、この周知していくということではもっとしてもいいんじゃないかと思うんですが、どのように考えていらっしゃいますか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  福祉課長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  福祉課長。 ◎福祉課長(小笠原隆)  くらし相談支援センターにおきましては、先ほど市長答弁にもありましたとおりに、包括的支援を必要としている相談者が多いことから、弁護士、ハローワークあるいは社会福祉法人において議論しているということを申し上げました。生活保護につながるかということについては、市の福祉課と、保健センターも入っておりますけれども、福祉課には障がい係と、あと、生活保護担当の方も入って一緒に相談支援をしておりますので、そちらのほうでは速やかな支給について検討するということになってございます。 ○議長(黒澤芳彦)  ちょっと答弁内容は、支援周知方法ということなんだけれども。 福祉課長。 ◎福祉課長(小笠原隆)  周知方法につきましては、そのくらし相談支援センターの中で個々の相談内容に応じて周知している状況でございます。 ○議長(黒澤芳彦)  2番 三浦 倫美議員。 ◆2番(三浦倫美)  周知方法についてはもう少し研究もして、常に周知していくというか、今困っていなくてもいつか誰かが困る状態になるということもありますので、市民の方々が基本的にというか、まずここに行けばいいなというか、そういう日常の知識として持っていけるように周知の方法は今後も研究していただきたいと思います。 あと、さっきの答弁の中にもありましたが、複合的な課題といいますか、お一人の方、ご家庭だったり、困難が複合的に絡まっているということは私も感じます。なので、この3)の連携というのがそういう意味でもいろいろな角度から焦点を当てていくといいますか、支援の手を差し伸べたり、考えるアドバイスなりやっていけるということでは大事だなと思います。具体的に困っているということもありますし、困難なことが重なることによって、心理的に追い詰められてどう考えていいか分からなくなっているという状態もありますので、そこで専門の方々に話を聞いていただけるだけでも、自分自身がここからこう考えていけばいいなとか、この課題から解決していけばいいなという小さな糸口というか、そこに相談者自身もたどり着けるというか、そうするとちょっとこう糸がほぐれるようになっていける部分もありますので、多面的に対応するという意味でも、この連携というネットを重ねていくということが本当に大事だなと思いますが、先ほど答弁と重なるかと思いますけれども、本当に救っていくためには心もほぐしていかなきゃならなくて、ご本人の意欲も出していかなきゃいけないので、本当に先ほど答弁にも時間がかかる、長い時間かかるとおっしゃいました。そういう覚悟といいますか、そこが本当に大事だと思いますので、最後に市としての、福祉としての考えとして、やはりもう1回確認といいますか、答弁はされていますけれども、もう一度最後にお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  福祉課長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  福祉課長。 ◎福祉課長(小笠原隆)  いずれの相談事例に関しましても、自立のためには包括的な支援が必要であると思ってございます。したがいまして、弁護士あるいはハローワーク、そのような方々を通して必要な生活困窮者の支援に努めてまいりたいと思ってございます。   (「終わります」の声) ○議長(黒澤芳彦)  以上をもちまして、2番 三浦 倫美議員の一般質問を終わります。 ここで、説明員の席の移動のため暫時休憩いたします。   (休憩)                    (13時29分) ○議長(黒澤芳彦)  再開いたします。   (再開)                    (13時31分) ○議長(黒澤芳彦)  一般質問を続けます。 8番 久留嶋範子議員、日本共産党議員団、ご登壇ください。 8番。 ◆8番(久留嶋範子) (8番 久留嶋範子君登壇) 8番 共産党議員団、久留嶋範子です。 最後の質問者となりました。今回も4名の女性議員の方がそれぞれの視点から質問を行っております。私は、改善すべき点がありますので、明快な答弁を求めてまいりたいと思います。 3点質問します。 大きな1番、コロナ禍での若者への支援について。 ①学生生活支援事業補助金について。 1)市は本年度新型コロナウイルス感染症に対応した緊急経済対策として、昨年実施した事業の第2弾となる保護者に対し2万円の商品券を交付し、学生には3万円の給付金事業を開始いたしました。今月1日から申請が始まり、対象となる保護者、学生からは大変喜ばれております。しかし、新型コロナウイルスの影響で、景気や雇用環境の落ち込みが長期化し、アルバイト収入や実家からの仕送りが減るなど苦しい生活を余儀なくされ、不安を抱えている学生が多くいます。 こうした中で、全国各地で学生への食料支援活動が広がっております。県内でも秋田市の大学近くでボランティア団体が「食材もってけ市」を開催し、会場には始まるのを待つ学生が受付に並び、たくさん用意した品物も早々になくなるほどです。訪れた学生らは、本当にお金払わなくていいんですか、お米が助かりますと大変喜ばれ、アンケートには、コロナでアルバイトもなくなり就活も思うようにいかない、親が自営業で倒産するかもしれず不安など、深刻な声も寄せられています。当市としても、さらなる学生生活支援事業として食料品の支援はできないかお伺いいたします。 ②生理の貧困が社会問題になっています。当市での取組についてお伺いします。 1)経済的な困窮によって生理用品を買えない女性や児童・生徒への無償配布と学校のトイレに配置する取組はできないか。国内外で生理の貧困に対する関心が高まる中、当市でも支援が始まることになり安堵いたしましたが、配慮すべき問題点が幾つかありますので、改善も含め質問いたします。 1つ目、市の福祉課など5か所の窓口で配布し、最初の受け取りの際、氏名・住所を記入してもらうとなっておりますが、ほかの自治体ではカードの提示だけで受け取ることができますが、氏名を記載する理由は何でしょうか。 2つ目、市内の小・中学校では、児童・生徒が養護教諭に申し出て必要数を受け取るとありますが、必要とする児童・生徒の手により届きやすいように、学校のトイレに設置すべきと考えますが、見解をお聞かせください。 大きな2番、小学校の登下校時の安全対策について。 ①4月に市内でスクールバスが絡む事故が2件発生しております。今後の対策は十分か。 県内で子供が被害に遭う交通事故が多発しています。今年4月末時点で、子供の人身交通事故は12件発生、死者1名、軽症者8名、重傷者3名となっています。12件中9件が道路横断中に発生しており、そのうち4件は横断歩道を横断中にもかかわらず起きています。このほか、けが人がいないため事故件数に数えられていないスクールバスが絡む交通事故は5件発生しています。4月20日、脇神の国道105号線で上小阿仁村の男性が運転する軽トラックがスクールバスに衝突。22日には、坊沢の市道でスクールバスが後退した際、右後方をコンクリートブロックに接触する事故を起こしています。スクールバスによる事故を受け、運転手会議を行い、緊急時の通報手順の再確認や運転手を対象にした安全講習も開催されておりますが、今後の対策は十分かお伺いいたします。 ②通学路の安全確認と危険箇所の把握は。 本年度開校した清鷹小学校は、以前と比べ通学方法が大きく変わっています。通学の安全指導については、スクールガード協力員による見守り活動も行われていますが、当市の危険箇所の把握は十分かお伺いいたします。 ③今年も熊の目撃情報が相次いでいます。被害に遭わないための対策は。 連日、熊の目撃情報が報道されています。市内では被害の発生はありませんということでしたが、昨日、米内沢の市道で熊と車が衝突しております。隣の大館市では昨年同時期の4倍以上で、4月には山中で男性が熊に襲われて重傷を負う人身被害が発生しております。また、先月31日には、事務所敷地内に熊1頭が約9時間にわたって居座りました。さらに、市街地や民家近く、学校付近での目撃も目立っています。被害に遭わないための対策についてお伺いします。 最後です。 3番、湯ノ岱温泉の再開について。 ①終了時間の延長について。 1)3月から再開し、利用者からは大変喜ばれていますが、営業時間が以前は10時から21時まで、今回から13時から18時と時短になっております。その理由は何でしょうか。終了時間の延長はできないかお伺いいたします。 以上、壇上より質問を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) それでは、久留嶋範子議員のご質問にお答えをしてまいります。 大きな項目の2の小学校の登下校時の安全対策についての①4月に市内でスクールバスが絡む事故が2件発生している。今後の対策は十分かから③の今年も熊の目撃情報が相次いでいる。被害に遭わないための対策はについての質問は、後ほど教育長が答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 初めに、大きな項目の1のコロナ禍での若者への支援についての①学生生活支援事業補助金についてとして1)のご質問ですけれども、議員ご案内のとおり、学生生活支援事業補助金の商品券事業については、親元を離れて生活している学生等に対し、商品券で必要としている食品など生活用品を地元から購入してもらって、仕送りしていただくことを目的といたしております。 次に、②の生理の貧困が社会問題となっている。当市での取組についてとして1)のご質問でありますけれども、コロナ禍において経済的な理由により生理の貧困に悩む女性を支援するため、市民に生理用品を無償で提供する北秋田市コロナ禍における女性の負担軽減対策事業、通称、北秋田市あじさいカード事業を6月24日から実施することといたしました。 提供窓口は市役所福祉課、合川・森吉・阿仁総合窓口センター、保健センターの5か所としております。 なお、初めて申請する方は窓口で申請書に住所氏名を記入していただくことで、用品と一緒にあじさいカードをお渡ししますので、次回からはカードを提示するだけで受け取ることが可能となります。 また、市内小・中学校では児童・生徒に対し、学校以外の場面でも困らないようにとの配慮から保健室で個別に必要とする枚数を無償配布いたします。 次に、大きな項目の3、湯ノ岱温泉の再開についての①終了時間の延長についてとして1)のご質問でありますが、湯ノ岱温泉は令和元年度の年間収支で600万円ほどの持ち出しとなっているため、令和3年3月に沢口地区自治会長の皆様と経営改善策等について検討を重ねました。 その結果、令和3年度からの営業時間を利用者が最も多い時間帯である13時から18時までに短縮した経緯がございます。 また、5月18日から5月28日の間、施設内での営業時間に関するアンケートを実施したところ、6割を超える皆様から今の時間帯のままで良いとの回答を得ていることから、現在の営業時間を維持してまいりたいと考えております。 以上が久留嶋範子議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  続いて答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) それでは、私から久留嶋範子議員のご質問にお答えしてまいります。 初めに、大きな項目の2、小学校の登下校時の安全対策についての①4月に市内でスクールバスが絡む事故が2件発生している。今後の対策は十分かとのご質問でありますが、1件目の事故のような信号待ちをしているスクールバスへの追突事故防止についてでありますが、事故を受けて清鷹小学校では運転手に注意喚起するための看板を道路脇に設置しました。今後は状況を検証しながら対応策を検討してまいります。 2件目の事故のような運転手の操作ミスによる事故防止についてでありますが、北秋田警察署との共催で、県北自動車学校のご協力をいただき、安全講習会を2回に分けて行いました。スクールバス運転手14名が参加しましたが、高齢の運転手も多いので、健康管理に留意するとともに来年度以降の講習会の開催についても検討してまいります。 また、事故発生時には、速やかに警察や救急、教育委員会への連絡を行うよう事故対応マニュアルの内容を改善し、運転手への周知を徹底しました。 次に、②通学路の安全確認と危険箇所の把握はとのご質問でありますが、通学路の安全対策については、平成26年度に北秋田市通学路交通安全プログラムを、さらに平成30年5月には北秋田市通学路安全プログラムと改変し、通学路の安全確保を図っております。そのプログラムに沿って、毎年、北秋田市通学路安全推進会議を開催し、通学路の安全確保及び危険箇所の把握を行っております。 会議では、市内の各小・中学校や市PTA連合会から出された要望について実態把握をし、国土交通省能代河川国道事務所、北秋田地域振興局建設部、北秋田警察署、市建設部、市民生活部などの関係部・所と合同点検や協議をした上で対策を検討しております。令和2年度に出された要望は20件あり、そのうち8件が今年度中に解消される見込みです。 次に、③今年も熊の目撃情報が相次いでいる。被害に遭わないための対策はとのご質問でありますが、今年度も引き続き安全対策が必要と考えております。既に市内各小・中学校では、市教育委員会が示した熊出没対応マニュアルのひな形を基に、登下校や放課後の部活動、放課後児童クラブなど、各校の実態に合わせて修正して活用しております。熊等の目撃情報があった場合には、市役所で情報共有できるシステムを活用し、関係する学校に速やかに情報を提供し、状況に応じた対策を講じております。 また、市内の学校の中には、県の自然保護課に設置されたツキノワグマ被害対策支援センターに講師派遣を依頼し、地域の実情に応じた被害の対策の提案・指導や専門的知見からの講義を受けている例もあり、市教育委員会としてもこのような取組を支援していきたいと考えております。 以上が久留嶋範子議員からのご質問に対する私からの答弁であります。よろしくお願いします。 ○議長(黒澤芳彦)  これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  それでは、大きな1番の①学生生活支援事業補助金についての1)です。 市のほうでも緊急経済対策として学生への支援、今回第2弾となっておりますが、本当にありがたい事業だと思っておりますが、今、本当に学生だけでなくて、生活困窮者というのはコロナの中で増えておりまして、これは文部科学省で大学生に調査した中で、新型コロナウイルスの感染拡大がアルバイトに影響を与えているということははっきりしております。アルバイトの収入が減ったという方が50%、うち72%がバイト先での営業時間の短縮のあおりを受けたということで、一番やはり大変な状況が今全国的になっています。 そうした中で、先ほど壇上でも言いましたが、学生への食料支援、これは県内、特に秋田市ですが、大学が集中しているわけですが、本当に民間の方の団体が「食材もってけ市」ということで、いろいろな食料を無償で提供しております。やはり食費、学生がアルバイトがなくなって、食費を切り詰めていくということで、本当に助かるという事業なんですけれども、市長は今、こうした本当に大変な学生の実態ということをどのように認識しているか、まずそこをお聞かせください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 親元を離れて学校に通っている方々、また、そういう方々が学業だけでなくて、コロナの関係でなかなか学校に行きたくても行けなかったり、リモートだったり、それから、空いている時間を利用してアルバイトをして、下宿代とか学費というか、生活費を何とか捻出したいというそういう学生さんが、今回コロナ禍において、そういうことができなくなったということで、まず北秋田市出身の学生さんに対して何とかそういう方々をお救いできないかということで、この学生生活支援事業というものをさきにもやらせていただいて、今回もやらせていただいたところであります。それだけやはり親元を離れて1人で生活されている、また、下宿されたりアパート暮らしをされている学生さん方のご苦労というのは、報道を通じたり、また、私の周りにもそういう方々がいらっしゃいますので、そういうお話は十分把握しておりながら、こういうような事業をやらせていただいているところであります。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  親元を離れている学生、私にも子供がいて、本当に大学生活を送っていたときは生活大変でしたので、仕送りということでなかなか大変で、アルバイトしてもらいました。本当にその大変な気持ち、今、コロナの中でそういう気持ちは分かります。これ、ご存じだと思いますけれども、大館市さんで昨年から学生応援ということで、ふるさと便、これ昨年、今年もやっています。やはり一番大変なのが食料ということでは、お米が助かるということで、このふるさと便の中には、今年はあきたこまち2キロ、比内地鶏炊き込みご飯2パック、秋田牛カレー・比内地鶏カレーセット、マスクも入っていますけれども、それから、リンゴジュースなど、こういう食料支援というのをやっています。大館市さんは商品券、これも入れていますけれども、こうした取組というのは、すごく地元の本当に思いというか、届くんじゃないかと思うんですけれども、第3段としてやっぱり食料支援ということで、こういった考えはできないのかお伺いします。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 先ほど申し上げましたけれども、親元を離れて暮らされている学生さん方、食料のみならず、ほかのものもやっぱり逼迫しているという状況があります。ただ、先ほど自治体によっては食べ物を送られているところもあるわけでありますけれども、まず、例えばお米であれば、自分のところが、実家が農家であるから米はいいんだと。だから、米は要らないけれども、ほかのものが欲しいとか、そういう方もいらっしゃいますので、当市で行わせていただいている支援事業のほうが幅広く活用できるものと思っております。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  ②のほうにいきます、時間がありませんので。 生理の貧困の問題であります。 私、これ通告したときには、次の日に新聞報道で北秋田市の取組、その前から大仙市さん、湯沢市さん、それから、県北では鹿角市さんがやっているということで、4番目となる取組で、案外北秋田市では取組、すごくスムーズに4番目で良かったなと安堵して、質問しないかなと思ったんですけれども、この内容、あじさいカードで、キティちゃんついていますけれども、この内容を見ますと、さっき壇上から言ったように、最初の受け取りの際に氏名と住所記入するとあります。ほかの先ほど言った、その後、大館市さんも今取り組んでいますけれども、最初の受け取りのときに名前と住所、これ記入しないんですけれども、なぜ北秋田市はやるのか、そこら辺教えてください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総務部長が答弁いたします。 ○議長(黒澤芳彦)  総務部長。 ◎総務部長(河田浩文)  この事業は市長部局と教育委員会部局をまたがって行う事業となっておりますので、総務部が取りまとめを行いました。それで、私のほうから答弁させていただきます。 コロナの貧困に関する対策の一つとして今回行っているわけですけれども、多くの自治体でこの提供品は備蓄品の再利用という形で行われているのが多く見られます。北秋田市はそういうやり方を取らず、新たに支給品を購入してお渡しするという手法を取らせていただくことになっています。それから、コロナ禍を契機として行っている事業でありますが、恒久的に行うという方向も今予定しているところでございます。 また、お名前を記載していただくことで、ほかの福祉施策につながりやすい面もあるのではないかと、そのようなことを考えまして、今回は住所とお名前を頂いた上でカードをお渡しするということにしたわけでございます。 以上でございます。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  この問題は本当にデリケートな問題でありますが、今日の新聞報道で、大館市さん、先ほど言いましたけれども、本当にこう寄り添った支援、ここの場合備蓄品ということでありますが、大館の庁舎新しくなりましたが、本庁舎の2階の福祉窓口に「生理用品の購入にお困りの方へ」と題した案内表示を設置して、声に出さなくても指差して、これ頂きたいということでやっています。やっぱりこういう配慮が必要じゃないかと思います。これから何回もということでありますが、ほかの先ほど言いました大仙市さん、湯沢市さん、それから、鹿角市さん見ても、名前は記入しなくていいというふうになっていますが、やはり私はここは配慮すべきじゃないかな、私の立場としては、本当に必要であればやはりそういう記入してでなくて、カード、誰でも必要な方受け取ってやるべきじゃないかと思いますが、そこのところは訂正できませんでしょうか。
    ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総務部長から答弁いたします。 ○議長(黒澤芳彦)  総務部長。 ◎総務部長(河田浩文)  この事業は、基本的な考え方なんですけれども、市民の税金を使ってやらせていただいている事業です。どこまで相手が匿名性を持ったまま支給するかというところ、大変それぞれ人によって感じるところが違うかと思いますけれども、今回の事業を始めるに当たっては、最初はやはりお名前と住所を記載していただくという方向で進めさせていただいて、その上で必要に応じて対策を考えたいというふうに思っております。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  いや、私はそこのところは妥協できないんですけれども、これ、作成に当たって、例えば女性の職員の方の意見とかというのは何か聞いたものでしょうか、この北秋田市でやるということに対して。あと、トイレの設置のこともありますが、もうちょっと使い勝手いいというか、本当にそういう必要な方に寄り添うということでは何かこう話がなされたものでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  重ねて総務部長から答弁いたします。 ○議長(黒澤芳彦)  総務部長。 ◎総務部長(河田浩文)  この事業の実施に当たりまして、庁内検討会を開きまして、担当部局よりも職員に出ていただきまして話合いをいたしました。過半数女性の方がおみえになりまして、この事業の進め方について議論をいたしました。 以上でございます。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  まずやるという事業ですので、私は430セット計算して対象者を割り出しているということですけれども、名前をというのはすごく私は抵抗ありますので、再度検討していただきたいという考えであります。福祉課のほうでプライバシーに十分配慮して行う、気兼ねなく利用してほしいということとちょっと相反するんじゃないかなと思いますが、そこのところは何回やり取りしてもあれですけれども、小・中学校での必要な枚数、養護教諭を通じて受け取るということですけれども、これもほかの全国で今広がっていますが、高校も含めてトイレに配置していているというところがすごく出ていますが、やはり寄り添うということでは、トイレに配置するのが私は妥当でないかと思いますけれども、そこのところの考え、もう1回お願いします。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  重ねて総務部長から答弁いたします。 ○議長(黒澤芳彦)  総務部長。 ◎総務部長(河田浩文)  トイレに配布した場合に、どの程度のもの、分量を置いておくのかという議論がまず一つはあろうかと思いますけれども、トイレに置いた場合は誰が持っていってもいいという事業の趣旨に変わってくるかと思います。今回はコロナの貧困対策という趣旨で行っておる事業でありますので、誰もが受け取れるという事業になってきますと、ちょっと事業の趣旨が変わってくるのではないかというふうに感じております。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  これもなかなか難しいということありますので、やはりそういう事業の一つとしては分かりますが、やはり本当に経済的な理由で購入できない、それから、必要とする女性に寄り添うということでは、私ちょっとなじまないんじゃないかなと思いますが、もうちょっとこう実態というか、必要とする方の実態把握、調査も含めて、取組、本当にいいことですので、本当にこれから継続してやっていくということですので、ほかの自治体とかもまずトイレということが残念ながら秋田県の中ではないんですけれども、県のほうには私方婦人の団体で要望書も出していますので、それで、高校生とかも含めてなんですけれども、そこのところもうちょっと研究してほしいなと思います。よろしくお願いします。 続いて、小学校の登下校の安全対策。 大きな2番の①スクールバスの事故であります。 誰も交通事故を起こしたくて起こるわけではありませんが、先ほどスクールバスでの事故で、14名の運転手ですか、そこの体調管理とかもやっているということですが、今、スクールバス8台動いていますよね。8台じゃないですか。8台ですよね。 ○議長(黒澤芳彦)  答弁求めますか。 ◆8番(久留嶋範子)  いや、いいです。スクールバスの運転手の健康管理について、特に今、毎日運転していると思いますけれども、健康管理について気をつけていることについて教えてください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  スクールバスの運転手、毎日日誌を出してもらっています。その中で、自分の健康状態を把握しているのをこちらに提出してもらうというふうな形で、スクールバスの運転手、朝が早いですので、朝早い段階で自分で確認して、もし駄目なときには、状態悪いときにはすぐ担当に連絡が来て、スクールバスの運転手を変更するといった手続に入っている。それから、毎日確認しているということでございます。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  本当に運転手さん、私の家の前、毎日通りますけれども、朝7時から、帰りは小学校と中学校同じスクールバスで、小学校は学校にお聞きしますと4時のスクールバスが最終だということで、その後、多分中学生乗せてスクールバス、キティちゃんついたスクールバスですけれども、来ます。7時過ぎまで部活の関係で来て、本当に朝から夜まで長時間で大変なご苦労されているなと思いますので、体調管理きちんとやっているということですので、本当に具合悪くなったときは交代の要員はいると思いますので、本当に安全運転、標識もすぐあの事故起きた後に道路標識、清鷹小学校ですけれども、あって、私方もここ危ないからというふうに分かりますので、ああいうふうな形は良かったなと思います。 ②の通学路の安全確認、危険箇所の把握ということでありますが、平成26年、平成30年ということで安全確保推進でやっておりますが、特に今、新しくなった清鷹小学校の問題なんですけれども、今、学校の前に清鷹小学校の右側、今、遊具ということで工事しております。先生方の職員の車、ずっと校舎のほうにいますけれども、こっち側にも何台かいるんですけれども、今、工事しているところの車、中学校のときの自転車置場の間に二、三台置いているんですけれども、校長先生にお話聞くと、小学校はもうスクールバス、徒歩ですので、自転車通学はないと。あそこはまず要らないんだけれどなということでありますが、これから、いろいろな整備もまだ不十分ですが、そこの自転車置場の撤去というのは考えているのかお聞かせください。 ○議長(黒澤芳彦)  交通安全と何か関係ありますか。 ◆8番(久留嶋範子)  交通安全というか、危険箇所のところですけれども、あの通路の。すみません。 ○議長(黒澤芳彦)  危険箇所、大きい枠が。分かりました。 当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  清鷹小学校の前のところの森林も随分伐採されて、非常に見通しが良くなりまして、私も清鷹小学校始まる前から何度か歩いて、通学路確認して歩きました。まだ細かいところで手を加えなきゃならないところあるかとは思いますが、まず今、スクールバスの人たちとお話をしながら対応しているところです。 さて、自転車置場についてですが、外構工事が清鷹小学校、今年からの工事になっておりまして、遊具、花壇等の工事が始まっております。自転車置場については、今後また学校と相談しながら、そのままにするのか、撤去するのかということは相談しながら進めてまいりたいと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  それと、続けてなんですけれども、清鷹小学校の児童クラブの問題です。 私も新しくなって大変良かったなと思っているんですけれども、保護者の方から言われたことがありまして、送迎というか、まず迎えに行くのは、米内沢のほうから行けば右側の学校通らないで入る入り口は児童クラブにつながっていますが、帰りの道が農免道路通らなきゃいけないということで、分かりますか。すごく砂利道がずっと長く続いているので、ここも危険箇所になるんじゃないかということで、舗装というのは農免道路ですので難しいと思うんですけれども、特に冬になるとあそこがたがたで本当に危ないんじゃないかなということで、何とかしてほしいということで、学校のほうでも分かっているということでありますが、そこの対策についてはどのように考えているのか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  次長が答えます。 ○議長(黒澤芳彦)  教育次長。 ◎教育次長(小坂竜也)  ただいまお話のあった学童クラブに関わる点につきましてですけれども、毎年、小学校やPTAの連合会から危険箇所について要望書が出されてまいります。今、まずそれ以外ということで確認が取れましたので、今後の対応が可能かどうかについて検討してまいりたいと考えております。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  ぜひそのようにお願いしたいと思います。まず雪降る前にということでお願いしたいと思います。 最後の湯ノ岱温泉のことでありますが、本当に再開してありがたいというふうに私のほうにもお礼が来ていますが、残念ながら6時までということで、先ほどのアンケートでは6割の方が今のままでいいということでしたが、私、湯ノ岱温泉に行ってお話聞いた中では、やっぱりもうちょっと延ばしてほしいということで、大体来る方がまず固定客であります。大体30人ぐらいということを言っていましたが、前回よりは時間も短くなったので少なくなっていますが、6時ということで5時半までに風呂に入らなきゃいけないと。6時には管理人さんが帰るので、掃除してということで出されると。それで、せめて夏の時間だけでもあと1時間ぐらい延長できないのかなということで、ちょうど田植の時期、農作業やって、汗かいて行った方が仕方なくというか、ほかの温泉に、8時まで営業しているところとかに行っていますので、本当に湯ノ岱温泉は地元の温泉でありますので、なくさないでほしいということがありますが、もうちょっと配慮できないのかなということがありますので、検討していただきたいと思いますけれども、そこのところもう1回答弁お願いします。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  お答えいたします。 市長の答弁にもございましたけれども、この営業時間につきましてアンケートを取らせていただいてございます。5月に取ってございます。市民の皆様の声ということで、特に利用者の方たちから直接聞いた声でございます。今のままでよい、それから、30分ずつ後のほうに延ばす、それから、1時間延ばす、それから、2時間延ばすというような項目がございまして、それでアンケートを取ったところ、62%の方々から現在のままで良いという回答をいただいておりましたので、まずこのままの営業時間で進めてまいりたいと考えているところです。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  私のところではなるほどなと思って、農作業している方の気持ちに寄り添えば、せめて1時間ぐらい延長したほうがいいんじゃないかなというふうに私は聞いていますので、もう1回検討して、ほかの地元というか、自治会とももう1回、アンケートではこういうふうな声ですけれども、それと、12月に私この問題質問したときには、老朽化が進んでいまして、新たな財源投資が必要となる大規模改修とかはもう行わないということで、行く行くは民間に委ねたいというお話でありましたが、昨年冬ちょっと閉めていたものですから、屋根の、ガラスとかは割れていませんが、雪の関係で入って右側のほうががたっとなってこう壊れています。そこを見ましたら、ここ危ないよということで、入って中のほうにテープ貼って、危険箇所ということでなっていたり、トイレが今の時期ですとカメムシがすごいということで、やっぱり市の温泉ですので、そういう衛生上のことも定期的に点検する必要、大きな工事はできませんけれども、手つけるべきじゃないかな、少しでもそういうの見てつけるべきじゃないかなと思います。そして、私ちょうど行ったときに、駐車場というか、入り口のところ穴がいっぱい空いていたので、市のほうで舗装の穴ぼこ応急処置でやっていましたので、ああ、これはありがたいなということでありますので、そこら辺、利用者とか、あと、管理人さん等の意見も聞いて、直せるところ、やっぱりちょっと衛生上も良くありませんので、点検定期的にやっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  ちょっと延長時間というのと、今のあれとはちょっと合わないんですが。 ◆8番(久留嶋範子)  分かりました。要望でお願いします。訂正します。 以上で終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  以上をもちまして、8番 久留嶋範子議員の一般質問を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  以上で本日の一般質問は全て終了いたしました。 これをもちまして本日の全日程を終了しましたので、散会いたします。 ご苦労さまでございました。   (散会)                    (14時17分)...